コンサルティング事業を手掛ける紀尾井町戦略研究所(東京都港区)と、AI(人工知能)教育プログラムを運営するラーニングスプーンズ(韓国)は17日、都内で「日韓AI最新状況勉強会」を開き、企業経営者やAI教育専門家など約40人が参加した。
世界的にAIの活用が脚光を浴びているが、韓国は日本と比べて最高経営責任者(CEO)などの経営者層対象の教育研修プログラムが充実していることから、日本の事業者などへ向けて、韓日のAI関連事業各社がプレゼンテーションを行った。
冒頭で紀尾井町戦略研究所の別所直哉社長は「少し前はデジタルトランスフォーメーション(DX)が注目されていたが、今はAI利用を含めた取り組みが企業の存亡に関わってきている」とあいさつした。
ラーニングスプーンズは、CEO向けAI教育プログラムについて発表。リロソフト(韓国)は、教育現場での生徒管理システムをアピール。リーガル・オン・テクノロジーズ(東京都渋谷区)は、契約書のAI自動修正機能について訴求。エイトハンドレッド(同港区)はマーケティングコンサルティング、クロノリンク(同中央区)はAIエージェントソリューションについて説明した。
閉会あいさつで別所社長は「技術は後戻りしない。日韓両国がAIに一緒に協力して取り組んでいくことは大事なこと」と強調した。 |