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最終更新日: 2025-05-13 13:13:33
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2025年05月13日 11:16
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金文洙候補が与党公認復活
保守勢力の結集が課題

 「国民の力」の指導部による前代未聞の大統領候補交代劇は、わずか一日で幕を閉じた。その過程で、同党は退行的な言動を繰り返し、自滅に向かうような姿をさらした。3度にわたる予備選を経て選出した大統領候補を強引に交代させようとした。反李在明勢力を糾合し大統領選に勝利するという金文洙候補の目的は達成されるのだろうか。

(ソウル=李民晧)

 与党「国民の力」は、第21代大統領選挙候補者登録前日の10日未明に議員総会を開き、候補者の交代を決定した。議員64人が出席した中、反対は2人。本来の候補だった金文洙氏から韓悳洙氏へと交代決定までに要したのは、わずか3時間だった。
熾烈な予備選を戦った時間は無駄になった。11人の候補者が3度の予備選を経て、20日間かけて選ばれた結果が、わずか3時間で覆された。交代の根拠とされたのは、党員を対象にした世論調査で、韓候補が金候補を上回ったというデータのみだった。ただし、金候補に重大な欠格理由は見当たらない。単に人気が劣ることを理由に交代させたように見えた。金候補は党の決定について「政治クーデター」と批判し、法的措置に踏み切った。金候補は裁判所の審問に「当人に何らの合意を得ることもないまま、一夜にして候補者を交代させた」と抗議した。

 与党の混乱を露呈した交代劇

国民の力は10日、午前10時から午後9時まで、党員を対象に「候補交代の是非」を問う調査を実施。その結果、交代案は否決された。これにより金文洙候補は候補資格を回復し、交代を推し進めた権寧世・非常対策委員長は辞任した。金候補は「事必帰正(物事は必ず正しい方向へ戻る)」という四字熟語で始まる声明を発表し、大統領選勝利への決意を語った。
「即座に選対本部を立ち上げ、ビッグテントを構築し反李在明陣営を構成する。すべてを元の軌道に戻す」
金文洙から韓悳洙へ、そして再び金文洙に。前代未聞の交代劇を巻き起こした国民の力の混乱ぶりは、8日に開かれた公開討論会でも露呈していた。
金氏に対しては「約束違反」、韓氏に対しては「タダ乗り」と罵倒し合い、党はそれをただ傍観していた。
結果的に、党内の泥仕合を全国放送で中継するという、無責任な恥さらしに終始する形となった。公開討論会は通常、前向きな議論の場だが、今回のケースは両者の対立をアピールしたことにより、「共に民主党」の李在明候補を有利にするための演出も同然といえる。

 李俊錫を引き込めるか

保守層は落胆している。候補の一本化によって勝機をつかむという期待とは裏腹に、今回の騒動で分裂ばかりが目立ってしまったからだ。
「反李在明のビッグテント」を築くしか道はない保守陣営ではそう見る声が多い。ともに予備選を戦った候補者たち、さらには離党組の李俊錫・改革新党候補までを引き込むことができるだろうか。残された20日間で何が起きるのかは未知数。急変する韓国政治とはいえ、国民の力は失ったものがあまりにも大きい。

「国民の力」の公認大統領選候補に決定した金文洙氏

 

2025-05- 3面
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