釜山外語大が長崎で研修

AI活用し歴史や社会課題学ぶ
日付: 2025年07月08日 10時25分

 釜山外国語大学とコミュニティメディアは、6月30日から7月6日まで長崎市の出島町で「長崎クリエイティブCAMP2025」を共同開催した。
同CAMPは国際貿易の玄関口として長い歴史を持つ長崎市の文化などを学びながら同市が抱えている社会的課題を学習するもの。
研修の目的は(1)地域社会の問題認識及び解決能力の強化(2)生成AI技術と人間の協同による創意的問題解決(3)長崎地域との実質的な交流と理解の増進(4)ICT教育や国際教育を超えて、AIと人間が協力する地域創造モデルの実証など。
参加学生は訪日前に、長崎県内の歴史・文化・社会課題、そして生成AIの基本的な使い方について学習を行い、観光体験ではなく、より深い地域理解と探究心を持って訪問。
同研修では生成AIを活用しながら長崎市の社会問題を言語化・構造化し、解決策の仮説を立てていく。各自が学んだ成果は発表会形式で地域のステークホルダーへ向けて発信する。ICT教育や国際交流にとどまらず、「地域に根ざす学び」「課題から価値を生み出す研修」「AIと人間の協働による未来デザイン計画立案」を実践する最先端のモデルケースとなることを目指した。


閉じる