パチンコ店などを運営するマルハンは、自治体やNPO法人などにマルハン従業員募金から寄付をしている。
元日に発生した能登半島地震災害義援金として2月26日、マルハン従業員募金運営会の林万喜代表が、石川県東京事務所を訪問し、500万円を届けた。
3月14日には、認定NPO法人ワンデーポートと認定特定非営利活動法人リカバリーサポート・ネットワーク(RSN)に、それぞれ200万円を贈呈した。ワンデーポートは、2000年に設立された日本初のギャンブル依存支援施設で、生活の立て直しを柱にした相談事業、入所支援事業に取り組んでいる。RSNは、パチンコ・パチスロの遊技に関する依存と、依存関連問題解決の支援を行うことを目的に設立された非営利の相談機関。パチンコ依存問題に焦点を当て、早期介入のシステムをつくる必要を提唱し、回復支援を目指して活動している。
同25日には社会福祉法人中央共同募金会が運営する「赤い羽根共同募金」に500万円を寄贈した。寄付金は同募金会からマルハンの店舗所在数に応じて、各都道府県の共同募金会に配分され、高齢者、障がい者、児童・青少年の各分野に役立てられる。
マルハン従業員募金は、同社各事業所のバックヤードに設置した従業員用飲料自販機の売上げ1本あたり10円を積み立てている。従業員からの申請に基づき、国内外のNPO、NGO、福祉団体などに寄付している。